マンション・一戸建て 騒音の種類・防音の工夫~ピアノの防音対策~楽器演奏がOKでもしっかり対策を

公開日 2015年02月04日
マンション・一戸建て 騒音の種類・防音の工夫~ピアノの防音対策~楽器演奏がOKでもしっかり対策を

マンションやアパートの管理規約に「楽器可」とあり、演奏可能時間などのルールを守っていても、ピアノの音が騒音にならないか気兼ねをしてしまうもの。「思いっきり自宅練習をしたい!」という人は、近所迷惑になる前にぜひ防音対策を。ここではピアノから出る音について解説。防音対策を検討する際にお役立てください。

「空気音」と「固体音」で伝わるピアノの音

人はどれくらいの大きさの音を「騒音」と感じるのでしょうか。1998年に環境庁(現・環境省)が定めた基準値では、住宅地では昼間は55dB以下、夜間は45dB以下が、人が快適に暮らせる音の環境となっています。dB(デシベル)値が大きいほど大きな音です。ピアノの音は正面1mの位置で聞くと約80~90dB。地下鉄や電車の車内(80dB)や騒々しい工場の中(90dB)などと同じくらいの音ですから、注意が必要な大きさといえます。

音には空気中を伝わり窓や換気口などを通して聞こえる「空気音」と、床や壁などを伝わる「固体音」があります。ピアノの音が最も響くのは階下の部屋。これは、ピアノ本体が床と接していて、ペダルを踏んだときの振動音が床に響きやすいため。隣の住戸や上の階には、階下ほどは響きませんが、隣家の住戸との間の壁にピアノが接していたり、壁よりも遮音性能が低い窓のそばにピアノがある場合は、予想以上に広い範囲に音が漏れていることがあります。

電子ピアノも意外に響く!ペダルの音に注意

音量調節が可能な電子ピアノや消音機能付きのアコースティックピアノなら、音漏れをぐんと抑えることが可能です。とはいえ、鍵盤を叩く音や、ペダルを踏む音は振動音として響くため、近所迷惑になることも。特に、周囲が静かな夜間などには注意が必要です。

マンションや一戸建てでの違い

木造よりも鉄筋コンクリート造のほうが、さらにコンクリート壁が厚いほうが音は遮断しやすくなります。ですから、壁の厚いマンションが騒音トラブルを防ぐうえでは安心。とはいえ、部屋の配置やピアノの位置など、さまざまな条件で状況は違ってきます。また、木造で防音性能が高い家もありますし、隣の家との距離があれば、音は気にならない場合も。ケースバイケースといえるので、ピアノを弾く場合は、防音対策をしておくのが安心です。

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  • 防音・遮音マット
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    床に敷くことで階下へ伝わる騒音や振動を軽減。素材もいろいろあります。
  • 防音・遮音カーテン
    防音・遮音カーテン
    特殊な加工をしたカーテンは外への音漏れを減らします。外からの音も遮断。
  • 防音・遮音シート
    防音・遮音シート
    防音効果のあるシートを壁やドアなどに張ることで外に伝わる音を軽減。
  • 防音・遮音テープ
    防音・遮音テープ
    窓やドアの隙間から音が漏れるのを防ぎます。ほかのグッズとの併用が効果的。

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