大正11年(1922年)に建築された住まいは、時代の変化と共に空き家状態となっていた。相続に伴い、解体か再利用かを迫られたAさんは、趣味を楽しんだり、近隣住民が気軽に遊びに来られるスペースとしての活用を検討した。そんな時相談したのが、築古物件の再生を得意とする土屋ホームトピア。オーダーは、「構造材の再利用」「減築」「シンプルな間取り」の3点。同社では、まず構造のチェックを入念に行い、腐食部分の補強工事を実施。見事な太鼓梁を住まいのシンボルとして再利用し、客人たちをもてなすのにちょうどいい広さの空間へと再生した。「想像を超える仕上がり。将来は民泊施設やカフェなどもやってみたい」と夢を膨らませていた。
建物タイプ | 一戸建て |
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リフォームの種類 | 複合リフォーム |
家族構成 | 夫婦 |
築年数 | 96年 |
間取り | [ Before ] その他 → [ After ] 1LDK |
目的 | リノベーション、耐震補強、デザイン重視 |
リフォーム箇所 | リビング、ダイニング・キッチン、玄関、その他 |
新しくした設備 | キッチン/業務用 |
費用 | 600万円 |
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費用概算 |
減築・解体工事: 1,500,000円 内装工事: 3,000,000円 屋根・外壁工事: 1,500,000円 |
工期 | 90日 |
リフォーム面積 | 73平米 |
表示されている価格帯および本体価格は施工当時のもので、現在の価格とは異なる場合があります。
これまで手がけてきた施工実績の豊富さ、提案の幅広さが選んだポイントになりました。私たちのコンセプトをしっかりと受け止めてくれたおかげで、想像以上の仕上がりになって感謝しています。将来的には民泊やカフェなどをやってもいいのではないかとも思っていますが、以前では考えられませんね。夢が広がった気がします。
相続した築96年の住まいは、壊すか、残して何かに使うかの2択でした。せっかく受け継がれたものだから、何かに使いたいと趣味である農作業のためのスペースに活用したり、ご近所さんが一同に集まれるコミュニティスペースとしての活用を検討しました。
100年近く前の住まいというで、構造から入念に調査。その中でこれからも立派に役立ってくれそうな、骨太の柱や梁が見つかり、それらを最大限生かしながら、往時の面影を残したプランを提案。また、構造補強や管理コストを下げるために、大幅な減築なども実施しました。さらに、今足りない機能であるコンパクトな広さや、人が多く集まれる部屋、農作業から土足で室内に入れる床のつくり、高い断熱性を誇る樹脂サッシなどをプラスしました。世代をつなぐリフォームに参加でき、嬉しく思います。
空き家になっていた住まいを、なにか目的をもった空間にできないかと考えたAさん。そこで、趣味スペース兼おもてなしスペースに活用するという大胆なコンバージョンに挑戦しました。古民家の風情を活かしつつ、減築を行いながらシンプルな間取りとすることで大人数でも一同に会することができる空間が誕生しました。
空き家状態となっていた間は、手入れが行き届いておらず、経年による劣化から住まいを支える柱や梁に腐食が見られたといいます。そこで同社では、極力柱や梁を活かせるように丁寧な解体を行いながら補強箇所を見極めていきました。その結果、新築ではなかなか味わえない、古民家の風情が色濃く残る空間が誕生しました。
古き良き日本家屋の趣を大切にしたいというAさんのオーダーから、既存の梁や柱を活かし、その魅力を最大限引き立てるような内装材で仕上げています。こうしたリフォームプランが第三者機関に評価され、ジェルコリフォームコンテスト2018 でリボーン賞を受賞しました(主催:一社 日本住宅リフォーム産業協会)。
キッチン頭上にかかるのは、以前から使いつづける太鼓梁。状態がよかったため、空間の中でも一際存在感を放つ、シンボル的な存在として活用。天井までの開放感が気持ちいい
大容量シンクは、収穫した農作物を洗ったり、広げたりするのに便利なスペース。壁にモザイクタイルや造作棚、黒板をあしらってセンス良くコーディネート
近隣住民との交流があるため、地域に開かれたスペースとしても使いたいというAさんの想いが形に。将来的にはカフェとかやってもいいのではないかと考えるAさん。シンクは作業をするスペースも十分に用意されているため、調理器具をセットすればすぐに開店できそう
農作業から帰ってそのまま中まで入っていけるように、シンク前の床は土足OKの床材を利用。通常であればウッドデッキなどに使われる傷や汚れに強い素材だが、同社の柔軟な発想により実現した。くつろぎのスペースは、靴を脱いで上がっても足を十分に伸ばせる広さを確保
地域住民との交流をメインに考えたスペース。農作業をみんなで分担してやったり、お茶の時間を楽しんだりと、自由な使い方ができる場所。ゆくゆくは宿泊施設にしてもいいのではないかと考えるAさん。使い方は自由自在だ
古民家リフォームでも実績を持つ同社では、梁の架け替えなどの難易度の高いリフォームにも柔軟に対応している。写真のような大きな開口部を設けても、もちろん問題なし。末永く、安心・安全な空間へと一新した
会社名 |
土屋ホームトピア(株式会社土屋ホームトピア)
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お問い合わせ先 (TEL・FAX) |
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