地盤沈下

地盤沈下(ジバンチンカ)の意味・解説

地盤沈下とは、地表面が徐々に沈んでいく現象。大別して、局所的に発生する「不同沈下」と、広範囲で発生する「広域地盤沈下」との2種類がある。
「不同沈下」は、軟弱な地盤の上に建物を建てたとき、建物の重みで地中の水分が横に逃げ、水分の失われた体積の分だけ地盤が沈下し、徐々に建物が傾いていく現象のこと。造成した住宅地などでは、盛土をして、締固めせずにすぐに建設工事を行った場合や切土と盛土の境界に建物を建築した場合、雨水などにより盛土側の土が圧縮され、地盤面が下がり、家が傾いたりするケースも起こりうる。こうした沈下による傾きを未然に防ぐためには、建築前に地盤調査を行い、地耐力が不十分な場合は、地盤改良工事をしっかり行うことが大事である。
対して「広域地盤沈下」は、建物など重いものが軟弱地盤に乗ることとは関係なく、過剰な地下水の採取などにより、地層が収縮して地面が沈下する現象のことをいう。こちらは個々人での対応は難しく、自治体など行政レベルでの対応が求められる。

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