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子どもや赤ちゃんがいても安心して住める分譲賃貸物件とは?

分譲賃貸

分譲賃貸は子育て世代にも住みやすいとされている。子どもを育てている人にとっては、建物の立地や間取りだけではなく、住まいの安全面も重要である。一般的な賃貸マンションと比べて、分譲賃貸をオススメする理由や注意点などをまとめた。

子どもの身の回りに潜む危険とは?

子どもにとって危険な場所は、身近な住まいの中にも潜んでいる。例えば、バルコニーでの落下の危険。バルコニーは手すりの高さは1.1m以上と建築基準法で定められていて、大人でも安心できる高さである。通常は小さな子どもが簡単に乗り越えられる高さではないが、椅子やステップなどを置いていると、足掛かりとなってしまい、手すりを乗り越えて落下してしまう危険が生じる。子どものいる家庭では、バルコニーには足掛かりとなるものを置かないように気をつけたい。また、手すりに柱状に並んだ手すり子の間隔が内法で11cm以下でないと、すり抜けてしまう危険性がある。バルコニーの手すりでは見られないが、階段の手すりでは手すり子の間隔が広いケースもあるので注意が必要だ。

キッチンには調理機器があり、包丁や漂白剤、洗剤など子どもにとって危険なものが多い場所。独立式のキッチンであれば、ベビーゲートを取り付けやすいが、オープンキッチンや一部の対面式キッチンのキッチンでは、ベビーゲートを設置することができない。また、浴室では一人で歩けるようになった子どもによる溺死が多い。子どもの安全のためには、入浴が終わったらお湯を抜き、ためたままにしないといった配慮が必要だ。

分譲賃貸のオススメポイント~子どものいる家庭向け~

マンションでは分譲物件のなかにも、オーナーが貸し出している物件が見られ、分譲賃貸といわれている。分譲賃貸は一生住むことを前提とし、売るための物件として、一般的な賃貸マンションよりも設備や仕様が優れていることが多い。特に、音漏れの問題は居住者間でのトラブルになりやすいことから、遮音性能は一般的な賃貸マンションよりも重視している傾向にある。子どもの足音は階下の居住者は気になりがちだが、スラブ厚が厚く、二重床としている物件は、防音効果が高い。

住まいの安心や安全という面でも、分譲賃貸は配慮されていることがほとんどである。オートロックなどセキュリテイシステムが導入され、管理員が常駐していることから、人の目による犯罪の抑止効果も期待できるといった安全面でのメリットも、子どものいる家庭では利点といえよう。賃貸マンションに比べて人の入れ替わりが頻繁ではないことから、コミュニティが形成されやすく、不審者が入りにくい。

また、分譲賃貸のなかでも大規模マンションでは、共用施設が充実していることもオススメできるポイント。キッズルームのある物件では、雨の日でもマンション内で子どもを遊ばせられ、同じ年ごろの子どもと仲良くなる機会ともなる。

分譲賃貸を選ぶ上で注意しておくポイント

分譲マンションでは、所有者からなる管理組合で定められた管理規約があり、分譲賃貸として借りて住む場合にも守らなければならない。楽器の持ち込みやペットの飼育が可能であるかは、管理規約によって定められている。ただし、小型犬などのペットの飼育は管理規約上は問題がなくても、オーナーとの賃貸契約で禁止されることもある。マンションの規約とオーナーとの契約における規約の2つがあるので、少々複雑だ。

分譲賃貸には、投資目的で購入し賃貸物件として運用しているケースと、転勤などのオーナーの事情によって貸し出しているケースがあり、少々事情が異なる。投資目的の場合には、契約期間の途中でオーナーが変わることがある。オーナーの事情によって貸している場合には、オーナーが転勤先から戻るときを想定し、更新に制限があるケースが見られる。住み心地がよく長く住みたいと思っていても、3年~5年で退居しなければならないことが多い。

また、所有者として暮らしている他の居住者とは立場が違うことから、暮らしにくさを感じる可能性もあるだろう。

分譲賃貸は子どもがいる人にとって住みやすい面がある反面、分譲賃貸ならではの注意点もある。デメリットも理解したうえで、暮らしやすい物件を探してみよう。

掲載:2015年12月16日  写真:ちゃあみい / 写真AC

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