分譲賃貸を借りるメリットや魅力は？

分譲賃貸とは分譲マンションを事情により賃貸として貸し出している物件のことです。最初から賃貸用として建築された物件と異なり建物の性能や設備が充実しているのが特徴です。

今回分譲賃貸を借りるメリットや魅力は？というテーマでアンケートを実施しました。結果は「通常の賃貸物件よりもグレードが高い」がもっとも多く107票。2番目に多かったのが「購入に比べて、安く分譲マンションに住める」が57票。「固定資産税がかからずに分譲マンションに住める」が46票で3位。「設備が充実している」が42票で4位。「防音効果・遮音性」が高いが36票で5位、「その他」が12票という結果となりました。

分譲賃貸は分譲マンションとして建てられているため通常の賃貸物件よりも一般的にグレードが高い場合が多いです。今回のアンケートで一番選ばれた選択肢が「通常の賃貸よりもグレードが高い」で107票。寄せられたコメントでは「賃貸向け物件よりも、建物のつくりがしっかりしていると思います」や「お風呂が広かったり、システムキッチンだったりと賃貸にはない設備があるから」「キッチンや洗面などの設備が良く、また広さもあるので大変使いやすいです」と通常の賃貸物件よりも広さやグレードの面で満足しているという意見が見られました。

「設備などのハード面が充実しているほか、住人のレベルが高い」や「賃貸だと公共廊下など掃除にあまり来てくれないから汚い」などハード面よりもソフト面でのメリットもあるようです。

「購入に比べて、安く分譲マンションに住める」が57票で2位。「固定資産税がかからずに分譲マンションに住める」が46票で3位とコスト面でのメリットも重視しているようです。

「購入に比べて、安く分譲マンションに住める」を選んだ方のコメントでは「自分の給料では、購入できず、安く借りたほうが金銭的にいいからです」と購入よりも安く借りられるとの意見が見られました。一方「不明瞭なライフプランに柔軟に対応できる」「住み替えが念頭にあるので、購入のメリットが少ない」など、将来の住み替えを考慮して分譲賃貸を選んでいる人も多いようです。

「設備が充実している」が42票で4位、「防音効果、遮音性が高い」が36票で5位という結果で、分譲賃貸の充実した設備に魅力を感じている人も多いようです。

「設備が充実している」を選んだ人のなかには「コンシェルジュがいる。設備に対して、リペア、点検など計画的に行ってくれる。公共設備が充実。キッズルーム、大型ランドリー、ランニングマシーン、ゲストルームなど」「コンシェルジュ・宅配ボックス・食洗機がありバルコニーも広い、管理組合があり、しっかり活動していてエンドユーザーは加入しなくていい」など設備上のさまざまなメリットを分譲賃貸のメリットとして感じているようです。

「防音性、遮音性が高い」では「子どもができたので防音性がより大事になる」「夫はお風呂場で歌うのが趣味で、私は室内で運動をするので」「テレビの音を気にせず楽しむことができるようになりました」など一般の賃貸物件では課題となりがちな家族の生活音への対策として分譲賃貸を選ばれる方も多いようです。

「その他」を選んだ人のコメントでは「比較的管理がしっかりしている」「マンションを購入すると、管理組合の役員の問題があるので」などと、しっかりした管理や管理組合が存在することと、その管理組合に参加しなくても良いことをメリットとして感じているという意見がありました。

実際に分譲賃貸を利用している人は、通常の賃貸や一戸建て、マンションに比べてさまざまなメリットを感じているようです。自分の資産にはならないものの、固定資産税の負担や管理組合への参加なしで充実した設備を利用できるなど、隠れたメリットもあります。分譲賃貸を検討するときには参考にしてみてください。